平方根の近似値計算

1.平方根の近似値計算

\(\sqrt{5}の近似値を計算しましょう。\)

よく行われる計算方法は

●一回目

\(2^2=4,3^2=9なので\)

 

\(2^2 < \sqrt{5}^2 < 3^2\)

 

\(2 < \sqrt{5} < 3 \)

 

●二回目

\(2.2^2=4.84,2.3^2=5.29なので\)

 

\(2.2^2 < \sqrt{5} < 2.3^2\)

 

\(2.2 < \sqrt{5} < 2.3 \)

 

\( \sqrt{5}=2.2・・・\)

 

という流れで値を求めていくのですが、

二乗の計算をするのって、ちょっと面倒じゃないですか?

この計算を少し簡単にしようかと思います。

 

2.計算の工夫

\((x+a)^2 =x^2+2ax+a^2\)の式を使います。

例えば、\(2.2^2=4.84が分かっている状態で、次2.21^2を計算する時\)

\(\begin{align}(2.2+0.01)^2 &= 2.2^2+2\times 0.01 \times 2.2 + 0.01^2 \\ &= 4.84 + 0.044 +0.0001 \\ &(= 4.8841) \end{align}\)

ここで答えは\(4.8841なのですが、5の値に近づけるように調整していきます。\)

調整の仕方ですが、下記のように\(2ax\)の項の値は2倍、3倍と規則的に増加していくので

表にすれば、分かりやすいです。

計算結果から、

\(2.23 < \sqrt{5} < 2.24\)となります。

実際に手計算をやってみると早いのが分かると思います。

まぁ電卓があればこんな工夫しなくていいんですけどね!(´・ω・`)

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