数学記号と意味

1.論理記号

記号 意味 解説
\( \forall \)  全称記号 

 任意の~、全ての~ 

\( \forall x > 0 \):0より大きい任意の\( x \)

\( \exists \)   存在記号

 少なくとも1つ存在する

\( \exists x \in (a,b) \) :開区間\( a,b \)間に少なくとも1つ\(x\)が存在する。

 \( \exists_1, \exists ! \)  一意的存在   唯一つ存在する
 ∴  結論

 ゆえに~、よって~

前の文の内容を受けて述べている。

 ∵  理由

 なぜならば~

前の文の内容の理由の説明であることを示す。

\( := \)   定義  「\( A:=X \)」:\( AをX \) と定義する。

 

2.特定の集合

記号 意味
 \( \mathbb{P} \)  素数 (Prime number)
 \( \mathbb{N} \)  自然数 (Natural number)
 \( \mathbb{Z} \)

 整数 (Integer)

ドイツ語の数を意味する(Zahlen)に由来

 \( \mathbb{Q} \)

 有理数 (Rational number)

イタリア語の商を意味する(Quoziente)に由来

 \( \mathbb{R} \)  実数 (Real number)
 \( \mathbb{C} \)  複素数 (Complex number)

 

 

3.ギリシャ文字の読み方

※読み方は厳密では有りません。しかし下記のように覚えて、不便はないと思います。

 

ギリシャ文字

(小文字)

読み方
\( \alpha \)   アルファ
 \( \beta \)  ベータ
 \( \gamma \)  ガンマ
 \( \delta \)  デルタ
 \( \varepsilon , \epsilon \)  イプシロン
 \( \zeta \)  ゼータ
 \( \eta \)  イータ
 \( \theta , \vartheta \)  シータ
 \( \iota \)  イオタ
 \( \kappa \)  カッパ , クァッパ
 \( \lambda \)  ラムダ
 \( \mu \)  ミュー

 

ギリシャ文字

(小文字)

読み方
 \( \nu \)  ニュー
 \( \xi \)  クシー
 \( o \)  オミクロン
 \( \pi , \varpi \)  パイ
 \( \rho , \varrho \)  ロー
 \( \sigma , \varsigma \)  シグマ
 \( \tau \)  タウ
 \( \upsilon \)  ユプシロン
 \( \phi , \varphi \)  ファイ
 \( \chi \)  カイ
 \( \psi \)  プサイ
 \( \omega \)  オメガ

 

 

ギリシャ文字

(大文字)

読み方
\( \Gamma \)   ガンマ
 \( \Delta \)  デルタ
 \( \Theta \)  シータ
 \( \Lambda \)  ラムダ
 \( \Xi \)  クシー
 \( \Pi \)  パイ

 

ギリシャ文字

(大文字)

読み方
 \( \Sigma \)  シグマ
 \( \Upsilon \)  ユプシロン
 \( \Phi \)  ファイ
 \( \Psi \)  プサイ
 \( \Omega \) オメガ

 

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